出会い、始まり。
こんにちは!!
本日は、私目線から見た院長と整動鍼。
そしてそれを漫画“ちはやふる”と重ね合わせてお送りしたいと思います。
“ちはやふる”とは、競技かるたを題材にした漫画で、私の大好きな作品です。
映画化もされ、国民的大ヒット作になりましたね。
ちなみに、「ちはやふる」とは、百人一首の中の一つの句の初めの5文字です。
※百人一首とは、平安時代末期~鎌倉時代初期にかけて活動した公家、藤原定家(ふじわらのていか)が選んだ和歌をまとめたもので、一人一首ずつ選んで作った和歌集です。
この作品に出会うまでは、百人一首に興味を持ったことすらありませんでしたが、意味を調べてみると、ものすごく熱い思いの丈が込められていることが分かりました。
それを語りだすと長くなるので、またいずれ。
なぜ、このご時世にかるた?と思うかもしれませんが(私も読む前はそう思ってました)
「かるた」のイメージが180度変わる!と断言できる程、熱く激しい戦い(&たまに恋模様)が描かれています。
今では、頭の片隅にいつもちはやふるが寄り添っています。
心に残る作品に出会えた時の感動はひとしおですね。
私が特に推したいのは、作中に出てくる数多くの名言たち。
ぼろぼろ泣く、、という感じではなくて目頭がぎゅっと熱くなる。という感じです。
鳥肌さえ立ちます。
見ていない人からすると、なんのこっちゃ!?だと思いますので、これから私のイチオシを少しだけご紹介させて頂きます!!
整動鍼との出会いと決意
院長が、初めて整動鍼というものを知ったのは、札幌で開かれた美容鍼の勉強会での事。
そこで出会った先生が、美容鍼以外にも興味深い、ある“鍼治療”について熱く熱く語ってくれたそうです。
院長は、不意打ちをくらったような不思議な気持ちだったそうです。
その先生が話す、自分の知らない“鍼治療”についての熱量がもの凄かったからです。
これからは美容鍼でじゃんじゃん稼ごう!と思っていたし、あわよくば“実験台”と称して自らを綺麗にしてもらうことで頭がいっぱいでした。
でも、美容鍼を始めてみたものの、そこまで患者さんを呼び込むことはできず。
もちろんやる気が無かったわけではありませんが、この頃は鍼灸師として、進むべき方向に迷っていたように見えました。
自分はなぜ鍼灸師になったのか。
鍼灸師になってやりたかった事は何なのか。
実際に私も施術を受けてみて、顔全体のリフトアップや、小じわが薄くなったりしたこともあり、効果が出ていないわけではありませんでした。
他にもチラシを作って配ったり、ビフォーアフターを掲載するなど、出来ることはしてきました。
ですが、肝心の“美容鍼をする覚悟”が決まっていないまま続けても、結果はついてきてはくれませんでした。
そんな時ふっと思い出されたのは・・・
院長の頭の隅にずっと引っかかっていた“整動鍼”の事でした。
当院での鍼治療は、腰痛時には腰に鍼を。肩こりには肩に鍼を。
場合によっては鍼に電気を流したり、といったよくあるやり方でした。
でも整動鍼では、腰が痛いときに腰に鍼をする。ということはほとんどありません。
代わりに、足の甲やスネに鍼をしたりするのです。
そんな光景見たことない!という私からすれば、ちんぷんかんぷんでした。
それを学ぶためには、また1から勉強をし直す必要がありました。
ここで登場するのがこの言葉。
(ちはやふる23巻より 深作先生の言葉)
“たいていのチャンスのドアにはノブがない…
自分からは開けられない
誰かが開けてくれたときに迷わず飛び込んでいけるかどうか”
そうだ。これはチャンスなのだと。
扉を開けてくれたのは、美容鍼で出会った、今の整動協会の副代表でもある快気堂鍼灸院白石の谷地先生でした。
院長は迷いもあったと思います。
1から新しい事を始めるのは誰もが恐ろしいものです。
でも、院長はそのドアへと飛び込んでいくことができました。
まだまだ始まったばかり、整動鍼への険しい道のりのスタートです。
勉強会中心の生活
基本的に、勉強会は東京で行われることが多いので、院長は1年に何回も飛行機に乗らねばなりません。
慣れない地で、頭がパンクしそうなほどの知識を持ち帰り、夜中に帰宅してすぐに私の体に鍼をして臨床実験をしたり。
とにかく、忘れる前に体で覚えよう。と…
少し頑張り過ぎているのではないか。と心配になることもありましたが、それでも大丈夫と思えたのは、本人が本当に楽しんで治療していること。
ひどい腰痛や頭痛やばね指など、今まで苦戦していたような症状の方も治せるようになり、整動鍼への無限の可能性をひしひしと感じ、「こんな症状も鍼で治せるの!?」と2人で驚くこともよくありました。
そんな中、治療に行き詰まるときがありました。
もっともっと、上へ!!
鍼治療をしにきてくれる患者様が少しずつ増え、整動鍼に少しづつ慣れていく院長。
「さっきより良くなりました!」と言われると同時に、「ここはまだ痛みが残ってます。」と聞けば、もっと治さなくてはいけない。と躍起になって、思うように終えられなかったときに落ち込むことも。
何年もずっと引きずっている痛みを1度で取るのは、さすがの整動鍼と言えどなかなか難しい話です。
でも、少しずつ成果を出せるようになってきたからこその葛藤だったのでしょう。
ここでまた、私が感銘を受けた言葉を。
(ちはやふる11巻より 坪口さんの言葉)
“難しいよな
新しい武器を手に入れるとき、どうしても一時的に結果は悪くなる
それでも手に入れにいくか
すでに使える武器だけをより磨くか”
そう。
院長が手に入れた新しい武器はものすごいパワーを秘めていますが、使いこなせるようになるまでには、ものすごい鍛練が必要なのです。
現在、院長は悩んだ末に今まで使ってきた武器にさよならを告げ、新しい武器を使いこなせる日を夢見て、日々勉強しております。
大変なことはこれからも沢山出てくると思いますが、そんな場面でも楽しみながら乗り越えていって欲しいと思っています。
今回はかるたでも鍼灸でも、どんな職業のどんな人にもきっと届くであろう言葉たちの一部を紹介させていただきました。
まだまだ載せたい名言があるのですが、今日はこの辺で。
また私が気が付いたことや、思った事をブログにアップしていこうと思いますので、読んでくださると嬉しいです!
若干マニアックな投稿になってしまいましたが、最後までお付き合いありがとうございました!!
ギックリ腰と魔法使い
こんにちは!!北郷通りはり灸整骨院の受付、山本三織都と申します!
毎日少しずつ寒くなり、今朝の札幌は手袋をしていてもビリビリと感じるほど冷たい風が吹いています。
あまりに寒かったので現在放送中のドラマ、【陸王】の茂木選手のように風よけ対策として、院長の後ろに隠れながらの出勤でした。
皆さんはいかがお過ごしでしょうか?
私事ですが、先月の日曜日(11月26日)に、数年に一度あるかないかの激しい「ぎっくり腰」になってしまいました。
ここ1年くらいの間でも軽いぎっくりは2回ほどあったものの幸い軽症だった為、はりをしてもらってすぐに回復しました。
ですが今回はなかなかの重傷で、就寝時に仰向けもできない。
むしろ、体勢を変えたいのに数センチ動くだけで悲鳴をあげるほどでした。
遡ると、あれは土曜の朝。
布団をあげると軽く腰に違和感が。
なんとなくピシッと痛みもありました。
でもこの程度の痛みは日常茶飯事なので気にも留めず、いつも通りに過ごしました。
…そして翌日。
仕事も休みで朝からゆったりと過ごし、娘と「おかあさんといっしょ」を観ていて、親子で一緒にダンスをするコーナーに差し掛かった時でした。
2歳の娘はこのコーナーの「でかけよう!」という歌が大好きでイントロが聴こえてくると「ママ!はじまったよ!」と私を誘いにきます。
私もまんざらでもなく、娘と一緒に楽しめるダンスが好きなので
(他にもブンバ・ボーンや、しまじろうのわお!など)
二人仲良く起立して踊り始めました。
♪⦅おはようYEAH!げんきYEAH!たいようSUNそらたかくのぼってるYEAH!⦆♪
…なんだかこちらまで元気いっぱいになれちゃうメロディと歌詞です。
Eテレは本当に素敵な歌が沢山あることを、娘のおかげで知ることが出来ました。
♪⦅おにぎりにぎにぎにぎって~⦆♪ このあたりで異変が。
おにぎりに、のりをぐるぐる巻くような歌詞のところで子供を抱っこして一周するシーンなのですがその再現直後に、立てなくなる位の痛みが襲ってきたのです。
高校生の時からぎっくり腰に悩まされてきた自分だからこそわかる。
これは、いつもだったら最低3日は寝たきり。
トイレに行くのに杖をついて行くレベルのものだと。
私の実家には、それ用に購入した杖があります。
杖でも使わないと、立つことすらままならないぎっくり腰を何度経験したか知れません。
娘とのダンスはそこで強制終了し、せっかくの日曜が全部無駄になってしまった事で心底がっかりしました。
救いは、主人が午前中お休みだったことでした。
主人は北郷通りはり灸整骨院の院長で、私たちは夫婦でお店を切り盛りしています。
午後から勉強会の為、忙しいとは思いましたが背に腹は代えられないというやつです。
「治してください」と半泣きですがりつきました。
はりをしてもらう為に仰向けになるだけでも辛く、動くたびに「痛い、痛い!」と叫びました。
ツボをとってもらってる間もお先真っ暗な気持ちです。
人間は具合が悪いときには通常の時と比べて随分ネガティブになるものですね。
普段とても信頼している整動鍼ですら、この酷い痛みを取り除くことが出来るのか?
という不安でいっぱいでした。
まずは、右のスネのあたりに1本。
そして、もう1本は手の側面?あたりにうってくれました。
少し時間を置いている間に、一人ぼーっと考えていました。
今までになったぎっくり腰のことです。
初めてなったのは17才の夏。実家は坂の多い所で、立って自転車を漕いでいたら突然腰に痛みが走り、驚きましたが「これがぎっくりというやつか。」とすぐに分かりました。
寝ても覚めても痛く、整形外科で車いすに乗せられリハビリをしてもらうも、全く効果はなく、最終的には痛~いブロック注射を打ってもらい帰宅しました。
当時の私はこのブロック注射に頼るしか方法がなく、近所の整骨院や鍼灸院などにも通ってみましたが、回復をすることはなかったので最終兵器として「ブロックを打つ」
となりました。
でもこの注射がまた痛くて痛くて。今でも軽いトラウマになっています。
数本おしりに刺すのですが、叫ばないように毎回必死で我慢していました。
二度と打ちたくない。と思うのですがそんなことはお構いなしにぎっくりはやってきました。何度でも復活するそれはまさにゾンビのようです。
おまけに打ったあとには安静にしなくてはならず、2時間程入院しなくてはなりませんでした。
他にも靴下を履こうとしてぎくっとなったり、お寿司屋さんでのアルバイト中に10キロの米を持ち上げた時や、妊娠初期のとき。
何もしていないのになった事もあります。
産後に退院した帰りに、ベビーシートを持ち上げてギクッとなった時には心から後悔しました。
ただでさえ大変な産後の育児の最中、どんなに辛くても赤ちゃんの世話を休むわけにはいかなかったからです。
その時は腰を曲げるのも辛かったので、かがんで授乳をする行為は拷問に近いものがありました。
そもそも起き上がるのすら数分かかったのです。
授乳中は強い薬を飲むわけにもいかず、せいぜい患部にアイシングをするぐらいでした。
床上げまでの間、お世話をしてくれる母がいなかったら…と考えると恐ろしいものがあります。この場を借りて改めて感謝します。
初めての出産で舐めてかかっていましたが、想像以上に体はボロボロのポンコツです。
みなさんも私のように退院した瞬間に重い物を持つなんてことは決してしないようにしてくださいね!!
…と、少し脱線しましたが
はりをしてから10分ほど経過しました。
どうなっただろう。
まだ少しも身動きをとっていないので、変化したかどうかも分かりません。
「いいよ。」と言われ、はりが抜かれたことを確認すると恐る恐る上体を起こします。
あら。軽く横向きになるだけでも痛かったのに、なんの痛みも感じません。
さらに完全に起き上がって一歩二歩と歩いてみるとびっくりするくらい痛みが消え去っていました。
正直、今まで何度となくはり治療を受けてきた中で一番の衝撃でした。
非現実的な言い方になりますが、『魔法』のようです。
整動鍼を始めて間もないころ、酷いぎっくり腰の男性が来院されました。
立って歩くのもやっとといった具合で、腰は曲がったまま苦痛に満ちた表情をされていました。
その患者様がはり治療を受け始め、私は受付の椅子に座ってパソコンの入力作業や書き物をしながら耳をかたむけていると…
『えー!なんで!?』
『痛くない!!』
『魔法みたいですね!』
そんな会話が聞こえてきたのです。
とにかく院長がものすごく褒められているということが分かり、私も密かにガッツポーズをしていました。
魔法だなんて。
開業してから今までにそんな事を言われたのは初めてでした。
でも、その言葉の意味が今回のことで初めて分かったような気がします。
腰が曲がった状態でいらっしゃった患者様は、帰りは背筋を伸ばしてすたすたと歩いて帰られました。
それから、『こんなに治るなんて、不思議だ…』など、ファンタジックな誉め言葉をよく頂くようになりましたが、今回は私自身が体感することなり、激しいぎっくりになった事すらも良かったかも。と思ってしまいました。
良くはないですが(笑)
まさしくマジックのように、短時間で鮮やかに治ってしまったんですから。
思わず主人に向かって「神様!」と言いました。
痛みがないことで、あまりの嬉しさに小走りして軽くジャンプをして怒られたのは余計でした。
いくら痛みが消えても、体はまだまだ通常時と同じになった訳ではないので無理は禁物です。
しばらくは子供にも抱っこは我慢してもらったし布団の上げ下げも主人にしてもらいながら生活しました。
でも、今回のぎっくり腰で1日たりとも寝たきりになって時間を無駄にすることはありませんでした。
これは今後の人生においてとても意味のあることだと思います。
妊娠中(主人が整動鍼を始める前)は大きなお腹の為か、かなり腰痛に苦しみましたが、はり治療は薬の飲めない妊婦さんでも受けて頂くことができる改善策だと思います。
もし、同じように体の痛みに悩んでいる方がいるとしたら当院でもお力になれるよう精いっぱい治療させていただきますのでいつでもお待ちしています!!
長文になりましたが、読んでいただきありがとうございました!