空港探検!!
こんにちは😃
昨日は突然思い立って【新千歳空港】へ遊びに行きました!!
主人は普段、セミナーなどで東京に行く事が多いですが娘はまだ行った事が無かったので。
空港って、飛行機に乗らなくても色んな物があって楽しいです🤗
動く歩道を初めて見た娘は、怖い〜と言っていましたが手を繋ぐと自分でどうにか立てました👧✨
飛行機の飛び立つのを見学したり
雪印パーラーで美味しいソフトクリームを食べたり🍦これ、ホントに濃厚なのに後味さっぱりで甘すぎず美味しかったです!!!
つかの間のオフを楽しみました😻
娘は本物の飛行機にも乗りたがっていたので、産後に家族で旅行に行ける日が来るのが楽しみです🛩️✨
帰りにアリオに寄ったのですが、おもちゃ売り場で見つけたこんなブロック。
マグブロックというそうで。
ネーミング通り、中にマグネットが内蔵されていて子供でも簡単に繋ぎ合わせられるという。
主人と娘は楽しくて夢中になって、しばらく2人で作っていました🤣
妊娠発覚時のお話。
こんにちは😃
朝は小雨が降っていましたが、今は晴れて過ごしやすい札幌です✨
今日は、妊娠が分かった時のお話を少ししたいと思います。
検査薬を使って、ちょうど5Wのときに分かりました。二人目なんで、調べる前から割と「これは出来たな。」と分かってしまう母体の神秘。この時点でのつわり無し。
これは、、二人目はつわり軽いパターン?と期待と喜び。
6Wに入って心拍も確認。ひとまず安心かな?
と思いきや、若干遅れてつわりがこんにちは!…
このつわりが、一人目とはまた違った曲者だった訳です。😨😨😨
初期にずっと続いたのは
『寒気、吐き気、嘔吐、動機息切れ、目眩立ちくらみ』でした💦
暖かい時期なのに、私はひとり長袖で震えているといった具合でした。
パジャマは2枚履き。靴下を履いてストーブをたいてかじりつく。
普段は暑がりの自分が、5月の暖かい時期にこんなことしてるなんて自分でも驚きでしたが、何をしても体の底から湧いてくるような寒気でした。
そして、吐き気は常に。
一人目との違いは吐く「回数」でした。
前回は吐き気こそずっとあったのですが、実際に吐いた回数は両手で数えられる程度でしたが
今回は毎日毎日トイレとお友達パターンに。
それはもう、お風呂に入れば湯気や匂いで吐く。トイレまでなんてとても間に合いません。歯磨きしようとすれば必ず吐く。なんなら水を飲んだだけでも吐きました。とにかく体を縦にしていれば尚更辛いので横になりますが、だからといって眠れる訳ではなく寝不足の毎日。
つわりを感じてからわずか2週間の間で5キロ近くもの体重が落ち、水分もとれないせいか少しでも起き上がると目眩立ちくらみでトイレにも行くのが困難になり。
結果、トイレにも行きたくないしどうせ飲んでも吐くし…水すら飲みたくないと水分をとらずに一日中同じ所に寝ている生活。
お風呂にも3日とか入れずにベタベタで、鏡に映る姿は水辺に潜んでいる妖怪みたいです。汚い姿で寝てばかり。
家族への申し訳無さで、消えてしまいたいと思うほどに弱りきっていました。
夜になると動機息切れが更に激しくなり寝付くことも出来なくて、しまいには涙をこらえきれず泣いていると…
『鍼してみるか。』と主人の声。
はぁはぁと苦しんでいる私の左膝の近くに鍼をプスっと。具合悪すぎて細かい会話は覚えていませんでしたがそのまま数分。
すると、不思議な事にあれだけ苦しかった呼吸がスーっと楽になりました。吐き気はあっても動機息切れが治まった事だけで何倍もらくに感じたのです。うん、いつも通りの呼吸。
寝不足もあったし楽になった途端にお礼も言わずに深く眠ってしまいました。
この治療が妊婦になって記念すべき最初の整動鍼による鍼治療。これは一人目の時には出来なかった事です。
これから出産産後と様々なトラブルが襲ってくる事は分かっているので、底知れぬ整動鍼の力を、身を持って体感していきたいと思います!!!
お盆の思い出
こんにちは。
皆さん暑い中、体調崩されていませんか??
お盆も終わって北海道はあっという間に秋の気配が。
早いですね〜、お盆明けたらもう秋だよっていつも言われていますが本当にその通り。
窓なんて開けて寝られません(¯―¯٥)
北郷通りはり灸整骨院も、8月16日(木)にお休みを貰ってお墓参りに行ってきました😄✨
先に室蘭へ行き、そのあとに洞爺へ。
白鳥大橋も通りましたが、あいにくの雨。
でも室蘭やきとりを食べて満足‼
(写真は撮りそこねました😂)
「やきとり」と言っても、お肉は豚さんなんですけどね。甘じょっぱいタレが絡んで、間に挟まった玉ねぎも良い仕事してます。
途中、ルスツにて大好きなみそまんじゅうを買い♡(娘も気に入ったようです)
洞爺の道の駅で新鮮安いお野菜を。長ネギは8本で180円。やったー!
実は二人目がお腹にいる私。
ドライブは大丈夫かな?と思いましたが、しっかり楽しく過ごせました‼
次回から妊婦になってからの様々なトラブルに対しての整動鍼での治療効果や、一人目との違い。などなど小分けにして載せていきたいと思います!
あ、お盆に入る前には娘を初めての海水浴にも連れていけました。
短い夏休みでしたが、とても有意義に過ごせました✨
はてなブログ始めました!!
こんにちは、先月からからはてなブログを始めさせて頂きました(*^^*)!!
今回はスマホでの投稿になります。
前回までの記事は、以前当院のホームページで書かせて頂いていたブログをこちらに移動させてきたものです。
なので、私の記事を初めて読んだよ!という方もいらっしゃると思いますので軽く自己紹介を。。
私と夫は北海道札幌市に住む夫婦で、鍼灸整骨院を経営しております。今年の5月で開院から3年になりました。
開院のすぐ後に娘も産まれ、9ヶ月の頃に保育園デビュー。慣らし保育に時間がかかったのでまともに通い始められたのは10ヶ月に入ってからですが(・o・)
それからは自宅と職場、保育園の往復の毎日を過ごしています(*゚∀゚)
ありがたい事に全て徒歩圏内なので、とても快適です!!!
開院当初とは治療方針も変わり、見える景色もガラッと変わりました。
過去の記事にも書きましたが、今は鍼(はり)治療を中心にした治療をしております。
鍼??マッサージなら分かるけど‥
なんだか得体が知れないし、効果の程は?とお思いの方が多数いらっしゃると思います。
そんな、得体の知れなさからなんとなく恐怖を感じる人。分かります。
私は鍼灸師ではないので伝え方が拙い部分が多々あるとは思いますが‥
少しでも鍼灸を身近に感じて頂けたらなと思います!!!
札幌は最近一気に夏の終わりを感じさせる気温です。
日中は暖かいですが、朝晩の寒暖の差には体がついていきません(¯―¯٥)
みなさん、体調管理はくれぐれもお気をつけください。
こちらの七夕は明日なのですが、娘のお願い事は果たして叶うのでしょうか、、、
春の訪れ。
札幌でもようやく春がやってきました!!
公園内のブランコやシーソーも解禁になり、親子揃って大喜びです。
(北海道では雪が積もるので、冬の間はブランコやシーソーなどは縄で結ばれたり、冬期間のみ撤去されたりします。)
先日、初めてフリスビーを持って公園へ出かけると。
娘「ママ、これなに?」
私「これは、フリスビーっていうんだよ。」
娘「クリスピー?」
私「…うん。」
フリスビーを差し出すと、お皿のようにして、中に砂や石ころを入れていく娘。
はい!ママ、ご飯できたよ!!と持ってきてくれました。
しばらくおままごとを楽しんで、今度はフリスビーの正式な使い方を見せてあげることにしました。
「見ててごらん、こうやって…せーのっ!!えい!!!!!!!!」
遠くに投げたはずの円盤は、奇妙な動きをしながらすぐそばにポトリと落ちました。
娘はにやにやしています。
齢3歳近くにもなると、笑いどころもしっかりと心得ている様子。
我が家のフリスビーは、シリコンっぽい柔らかな作りで、投げるのに少しコツがいります。去年も投げる練習をしたはずですが、体はとうに忘れてしまったようです。
という事で、いったん自分の特訓にシフトしました。
私が投げては娘が取りに行く。
まるで飼い犬のように、忠実に円盤を追いかける娘。
私は疲れ切ってしまい、投げ方を教えるどころではなくなりました。
それでも、ちょっとだけ投げさせてみるか。と娘にフリスビーを持たせましたが、思いっきり投げたそれは、何度やっても娘の足元に落ちるだけでした。
遠くに飛ばしたつもりの娘は、「あれ?どこにいったのかなぁ」と遠くに探しに行くのでした。
そんなこんなで、お天気がいい日には春を満喫している山本家です。
さて、春になると外出しやすくなり、冬の間に来られなかった患者様も増えてきています。
最近当院で多いのは、足腰の不調を訴える方。
そして、お腹の不調(過敏性腸症候群)のご相談を受ける事が増えました!
最初は他の治療(腰や肩など)でいらっしゃっていて、治療中の会話から、実はお腹の不調に悩んでいると分かるパターンがほとんどです。
下痢型、ガス型、など症状は様々ですが、この病気は他の人にお話ししずらく、ご本人様が抱えてしまうことが多いように感じます。
当院で過敏性腸症候群の治療を受けられた方も、ずっと薬をやめられなかったり、便意のコントロールがうまくいかないことで、人と一緒に出掛けることが億劫になるとのお声もありました。
それが数回の鍼治療で改善したことで、今では「先生、薬を飲まなくても大丈夫になりましたよ!」「こんなに良くなるなんて信じられない。」ととても喜んでいただいて、こんなに嬉しいことはありません。
最初の一歩はとても踏み出しづらいと思いますが、一緒に症状の改善を目指しましょう!
お電話でお話ししづらいという方はぜひ、LINE@からご相談ください。
ホームページの話。
今日の札幌はすごい天気でした!!
ホワイトアウトのような真っ白な吹雪になったり、気温も低くて風もあるため吹き溜まりができています。
昨晩は地震があり、揺れ始めた時にちょうど主人(院長)と娘は裸でお風呂に入っていたので、焦りましたがその後は収まったので一安心でした。
一昨日は、吹雪いているのに雷で空が明るく光ったり。異常気象なのでしょうか。
さて私は普段、主に受付、電話番、お茶くみ、雑用、そして…
時には美術担当もさせて頂いています!!!
特別に上手!というわけではありませんが、昔から絵を描いたり何かを作ったりすることが好きです。
…というか、勉強が全く出来ないのでそちらに向かうしか無かったのかもしれません。笑
ちまちました事も好きなので、切り絵を作って院内のカレンダーを装飾したりもします。
患者さんの中でも鋭い方は私の作品に気が付いて下さったり、“可愛いね”とか“見るのが楽しみだよ”なんて言ってもらえると、ジーンとして幸せな気持ちになるのです。
自分たちのアニメキャラを描いて、ホームページに使ってもらうことにも成功しました!!頼まれてもいないのに勝手に描き始めて、デスクの上にそっと置いておきました。
院長からまさかの「いいじゃん!」という言葉に、よっしゃー!と喜びましたが、自分たちでパソコンを使って色付けをしようと試みましたが惨憺たる結果に。
そこに幸運の女神さまが…!!
主人と共通のお友達のかおりちゃんが、イラストの色付けを買って出てくれたのです。
(下書きの様子)
こんな感じで絵を描いてスキャンしたデータに、女神かおりちゃんが色付けをしてくれました。
さすが、プロは違います!!!
私の画力をしっかりカバーしてくれる仕事ぶりです。色づいた私たちは俄然生き生きし始めました。
本格的なホームページを作るにあたって、どうせだったら思い入れのある自分達らしいものにしたい、と思っていたので自分も携わることが出来たことはこの上ない喜びでした。
時にはこんなボツを生み出す事もありますが。
(鼻で笑われたボツ絵)
何もない所から何かを生み出すという事は、なんてわくわくするのでしょうか!!!
自分の存在意義を感じられる、そのような作業が私は大好きです。
当院のホームページも最初はペラッペラの薄いものでしたが、日に日に厚みを増しています。ほんの少しづつですが。
これから広辞苑並みの分厚いものを目指して頑張ります!!!!!
ちなみに、現在のホームページの内容は…
・当院で治療を受けられた方の症例
・患者様の直筆アンケート
・ブログの公開
・院内の写真や治療内容、プロフィールなど…
最近では“LINE@”というものを始めて、予約が簡単に出来るようになりました!!!
LINE@とはなんぞや???
『LINE@を始めましたよ!』と言われても、
???
…使った事が無いとよく分かりませんよね。
という事で、今回はLINE@の使い方をご紹介致します。
LINE@を始めてみよう!!
①まずは当院のホームページのこの画面を見て下さい。下のほうにあります!
大きく“LINE@”と書かれたところをクリック。
②この画面が出たら、“LINEアプリを開く”をクリックします。
③あとは当院をお友達に登録して頂ければこのようないつものLINEトーク画面が出るので、ここに聞きたい事や、予約したい時間などを書き込んで頂くだけです!!
・電話だと何だか緊張してしまう。
・予約する前に症状の相談をしてから決めたい。(こんな症状でも診てもらえますか?など)
・子供を預けられないから一緒に行っても大丈夫か聞きたい。
…などなど、その他なんでもお聞きください。
お電話と違って多少お時間を頂くことになると思いますが、しっかり返信させて頂きます!!
私は“電話をかける行為”がとてもとても苦手です。
知り合いならばまだしも、見知らぬ相手であったら激しく緊張してしまいます。
かけてしまえば話すしかないので頑張りますが、緊張から聞きたいことを聞きそびれたりすることもしばしば…
LINE@を使えば、電話よりもうんと気軽に予約などをすることが出来るし、後々になって聞きたいことを思い出した場合でも何度でもトークすることができます。
※(すぐに予約をしない場合でも、とりあえずお友達登録だけしておけば好きな時にご予約いただくことができますよ!)
お店がお休みの時でも24時間書き込むことが可能ですので、良かったらこの機会にLINE@を使ってみて下さいね !!
開業&出産ヒストリー③
完全なプライベート記事にも関わらず少し引っ張ってしまいましたが、出産エピソードは今回で最後になります。
さて、いよいよ終盤。出産は最後まで何が起こるか分かりません。
それではスタートします!!!
残り少なしマタニティライフ
(妊娠後期~2015年5月)
相変わらず逆流性食道炎はありつつも、横位だった時のような心配事が無くなった私は平穏に暮らしていました。おなかが大きいので、下を覗いても見えるのはつま先がほんの少しだけ。見えない分歩くときにはより一層気を付けていました。
紐靴を履くのに毎回苦労するので、新しい靴を買いました。スリッポンとかいう紐がない靴で、(足を差し込んだらスッと履けるタイプ)紐が解けたりする煩わしさから一気に解放。
本来なら紐のある靴の方が好きですが、今はただ履くのが楽だということが重要でした。
この頃になると日頃からあった眠気がどんどん強くなり、キッチンで洗い物などしている最中に疲れて座り込んで眠ってしまい院長に起こされる。という事が何度かありました。
一番気になったのは、足のむくみです。
足がだるくて仕事中にズボンをめくってみると、足首が象のように太くなっていてびっくり。グッとつかんでみると指の跡がくっきり残ってなかなか戻りません。まるで高反発素材でできた足のよう。
予定日まであまり時間は無いけれど、スタイ(よだれかけ)くらいは作ってみたいと思っていました。
裁縫は苦手ですが、子供が出来た途端に色んな創作意欲が湧き出てきて何か作ってあげたくなったのです。
そうこうしているうちに、2015年5月25日。「北郷通りはり灸整骨院」も無事にオープンし、始まってからは患者様も少しづつ来て下さって何とか二人で頑張っていました。(その頃の院の様子はいずれ院長に書いてもらおうと思っています)
ある日、“あとひと月ほどで産まれる。”という時に無性に美容室に行きたくなり、さっそく近くの美容室に電話をして予約を取りました。
ここの店長さんはとてもカットが上手で、美容室難民だった私がこれからはここで決まりだ!と思えるお店でした。決してお値段は安くはなかったのですが、某サイトで見つけた安価な美容室で見事に全敗した経験があるので、お値段よりも自分に合うか合わないかで決めることにしたのです。
(嫌な思いを何度もしたので、美容室というものに嫌悪感すら抱き、一時期はずっと自分で髪の毛を切っていました。)
「肩につかないくらい短くしたいんです!」と注文して、「え、そんなに切っていいんですか?」と驚かれましたが、子供が産まれたらドライヤーをかける時間すら取れるのか危ういので!と言うと店長さんも納得。
そうして肩にかすりもしないショートヘアに生まれ変わりました。ただ短いだけじゃない、フォルムも完璧です。臨月を迎えたら行こうと思っても行けなくなったりするかもしれないし…何より準備は早めに越したことはありません。
その勢いで、帰宅後には出産用入院セットを詰め込んだ大きなカバンを一つ作りました。
これ一つあれば事足ります。いつでもこいだ!!
お守り代わりに映画チャイルドプレイのチャッキーTシャツも入れました。
異変…!!!
髪の毛を切って一日後の事です。
職場のトイレで用を足すと薄い色の血が。。。ドロッとして伸びて、中心部分に赤線が入ったようなものでした。これはもしかしてもしかして!
おしるし!?
でもまだ出産予定日よりひと月近く前です。“おしるし”とは出産が近くなった時に出るらしいので出血は他に原因があるのだろうか。ちょっと不安になりましたが、ここ最近お腹が下がってきた感じがしていたので可能性は十分にある。
急に緊張感が走りました。もしこんなに早くに産まれたらこの子は大丈夫なんだろうか。
まずは院長にもおしるしの事を伝えなくては。
『ねぇ…おしるしが出たみたいなんだけど。これってもう産まれるって事かもしれないよ。』
それを聞いて、まさか。という顔をしていましたが、きっと私の早とちりと思ったに違いありません。『こんなに早く産まれる?』という返事が返ってきました。
予定日より28日も早い。気のせいかもしれない…
でも、しばらくするとお腹に痛みが。いつもの生理痛ぐらいの痛みですがしばらく痛んでまた45分後位に痛みだす。痛くて痛くて職場のホットパックをお腹にのせて座っていました。痛みはゆっくりだけど確実に強く。
…これ、陣痛だ。確実にそうだ。もうすぐ産まれる。
初めてでもやっぱり体感すると分かるものなんですね。まだまだ時間があると思っていたのに、スタイを作るのは産後になってしまうなぁ。とりあえず髪の毛を切れたことは幸運だったのだと思いました。
仕事が終わって自宅に着く頃には陣痛の感覚は40分位になって、痛みはより増してきていましたが痛みの間を狙ってシャワーを浴び、夕食は院長がナポリタンを作ってくれたので必死に食べました。おいしい。
これからの出産に備えて食べなくては、と見事に間食。いざ出産!いえ、気分的にはいざ出陣!!!!
痛みが引くといつも通りに動けるのですが、一度陣痛の“波”がやってくると痛くてたまらず腰を強くさすってもらうと幾分か楽になるのでした。
とりあえず病院に電話をして支持を仰ぎましたが、5分間隔になったら来てください。と…
家から車で5分もあれば到着するので、まぁ大丈夫でしょう。先日作った大きなかばんも玄関にセットして、最後に眼鏡などの必需品もかき集めました。
ちなみに私は死ぬほど目が悪いので普段はコンタクトレンズを使用しています。
5分間隔になったら行けばいい。それまでは何とか耐え抜かなくては。
でも5分どころか15分にさえならず、ここからの戦いが非常に長かったのです。陣痛の間隔は院長がノートに記してくれていましたが、文体の荒々しさからも当時の壮絶さが窺えました。
夜8時位から、本気を出し始めた陣痛が5分間隔になったのは朝の5時を回ってから。ようやく!5分!待ったよ5分!!急いで病院までゴーーーーーー!!!!!
いざ病院!!いざ出産!!!
車に向かうまでも一人では歩けないほどで、支えてもらいながら助手席に乗り込みました。車の揺れを感じるだけでも痛みが倍増するようでヒィヒィいっていました。
自分も院長もほぼ一睡も出来ませんでしたが、痛みが凄すぎて眠気など全く感じることはありません。病院に到着すると、まだ薄暗い院内を歩き陣痛室なる場所へと通されました。
部屋に着いてから、産まれる前に写真を撮ろう。といってお互いを撮りあいました。
2人きりなのは今だけだから。次は3人で撮ろうね。なんて話していると…
『じゃあ、ちょっと職場行ってくるね。』と院長。
?…!?!?!?!?!?
待って。この状況で置いていくの!?
『店の外に休むって張り紙しないとだめだからさ、行ってくるわ。』
わなわなしながら、私は『予約の患者さんには電話で言えばいいし、もうすぐ産まれるしいつ休むか分かんないっていってあるじゃん!店に張り紙なんかしなくたってそんなに患者さん来ないわ!!!というか一人にしないで!』と怒ってしまいました。
すでにかなりの痛みに追い込まれていた私は、行っておいでと言えるような余裕はありませんでした。
院長も私の形相を見て悟ったのか、店に行くのを止めて、いそいそと部屋の外に電話をしにいきました。私はそのたった少しの時間でさえも一人で耐えるなんて無理だ。と弱音ばかり吐いていました。
と、そこに看護師さん。
「痛いけど頑張りましょうね。さぁ内診しましょう!」と。
指で子宮口をぐりぐりとほじられているような。痛い痛い痛い。痛いけど…思わぬ希望の言葉が!
「これならお昼ぐらいには産まれそうね~!」
おおおおおおお、お昼!?今は朝の8時位だからもうすぐじゃん!もうすぐ会えるんだ!!
少し気持ちが楽になって母にもメールをしました。仕事が終わったらそのまま向かうと言ってくれました。きっとみんな赤ちゃんが産まれたら喜ぶだろうな。
ところで、「破水」はいつするんだろう?
ドラマなんかのイメージで、産まれる前に突然破水するシーンを目にしてきたけれど一向に破水する気配がありません。
痛みが来るたびにお腹がグッと腫れあがるような痛みに、早く破水してくれ!と思いました。初めての陣痛だし、破水したらどうなるかなんて分からないくせに破水したい思いでいっぱいでした。
食事を出されても食べる気にならず、院長に代わりに食べてくれと告げ、飲み物を差し出されても飲みたくないと拒否し、最終的には無理やり飲ませてくれました。水分不足にならずに出産できたのは、こまめにレモンウォーターを飲ませてくれた院長の努力の賜物でしょう。
陣痛中は座っていても寝ていても痛いから、どうにか楽な体勢はないかと立ち上がり歩いてみることに。
院長に支えてもらいながら部屋をウロウロしてみます。
陣痛の波がきたら、ものすごい勢いで院長のことを抱きしめ…いや、潰す勢いで締め上げていました。
(イメージ図~GANTZより~)
もう少し力が強かったらこうなっていた可能性もあります。
途中で仕事終わりの母も参戦し、痛みに暴れる私を抑えつける任務に取り掛かりました。その頃になると院長もクタクタでした。どこかでみた金魚みたいな顔をしています。
右に院長、左に母が立って手を握って応援してくれました。
私は陣痛のたびに2人の手が折れんばかりに握り締め、「痛いよぉ~」と情けない声で泣き続けました。
予定の「お昼には産まれそうね!」を過ぎても一向に破水せず、子宮口は全開にならず。
日も暮れかけた頃にようやく“促進剤をつかおう。”となり、先生はなにやら点滴を始めました。しばらくすると、輪をかけたように痛みが倍増。そりゃ、薬で無理やり陣痛を促すんだから痛くないはずはありません。
痛みが増していくとともに、酸素マスクをつけられているのに息が苦しくてたまりません。もう無理!産めない!みたいなことを叫んでいたと思いますが、細かい所はあまり思い出せません。
後から聞かされましたが、その後の陣痛の合間に私は何度も気絶していたようです。さぞ滑稽だったろうなぁと思いましたが、当人それどころではありませんでした。
痛みに耐えきれず私が自分の腕を激しく引っかいたりするものだから、院長も母も止めに入らねばならず、3人とも疲労困憊です。
その様子を見て、とにかく出産とは戦いなんだな。という事が分かりました。
自分が辛いのは勿論の事、一緒にいてくれる人たちはもしかしたらもっと大変なのかもしれない。
私は痛くて当たり前でも、痛くないのに傍にいないといけない人達は、同じ温度で戦うために並々ならぬエネルギーを燃やしているように見えました。
世の中には、一人っきりで出産しなくてはいけない人もいます。心強い戦友が居てくれることに心から感謝しなくては。
そして、産まれる直前についに人口破水させる事に。
パンパンになった羊水に苦しめられましたが、パシャっと温かい羊水が流れた後はスゥ―っと楽になりました。
痛みが和らいだ私は、先生に「立ち会いはどうしますか?」と聞かれ、即座に『お願いします!一人では産めないです!!』と答えました。
当初、色んなことを心配して立ち会いはしたくないなぁ。と言っていた私でしたが、ここまで一緒に頑張ってきた戦友と最後まで戦い抜きたいという気持ちのほうが勝ちました。
立ち会いの準備ができた戦士が扉から入ってきます。
その、エプロンをした姿は。
何か見たことある…
あ、あれだ…
それは以前、二人で徳寿に焼肉ランチを食べに行った時のこと。油跳ね防止に付けていた紙エプロン姿を彷彿とさせました。私にはもう、院長がこれから焼肉を食べようとしている人にしか見えなくなってしまったのです。
感動のシーンなのにこんなことを連想している自分は全くしょうもないと思いながら、そこから3回ほどいきむと、娘は勢いよく産まれてきました。か細い声で『ふにゃーっ』と泣いた娘に安心して、ようやく心からホッとしました。
産むまでに泣きすぎたからか、涙よりも達成感と喜びで笑顔が溢れました。
こうして我が家は3人家族となりました。
2015年6月9日、午後16時26分
36週と2日。早産でしたが体重は2502g、身長47.5㎝でした。
2500g以下だったら保育器に入っていたといわれましたが、どこにも問題もなく次の日からは母子同室になりました。
今では2歳7か月になった娘。
私がどこか痛がると、院長のまねをしてはりをしてくれます。
『なおりますよ~ちょっとちくっとしますよ~』とか言いながら、はりの外側についているプラスチックの筒を使って治療してくれるのです。少しずつですが、ちゃんと父親の背中を見て育ってくれています。
娘も店も2歳7か月。
まだまだこれからですが、ともに大きくなるのを見守っていただけたら嬉しいです!!!
長くなりましたが、開業&出産ヒストリー読んで頂いてありがとうございました。